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食中毒情報

食中毒(西日本)

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山陽中央新報社 18/6/7

6月7日 島根県薬事衛生課が6月6日、江津市嘉久志町の飲食店で発生した食中毒の原因物質は、セレウス菌だったと発表。発症者は8人。原因食品はチャーハンと推定し、調理済みを一定時間、常温で管理したため、菌が増殖したとみている。同課によると、セレウス菌は土壌や河川用水など自然環境に広く分布し、加熱処理で死滅しない耐熱性の食中毒菌。同保健所は4日から5日間の営業停止処分とした。

 

朝日新聞 18/6/27

6月26日 兵庫県加東健康保険事務所は西脇市西田町の弁当店で弁当を食べた7人が食中毒になったと発表。事務所は同店を26日から3日間の営業停止処分にした。発表によると、24日に弁当を食べたグループ8人のうち7人が嘔吐や腹痛などの症状を訴えた。検査の結果、原因は黄色ブドウ球菌と判明した。

 

西日本新聞 18/6/19

6月18日 福岡市は、食中毒を発生させたとして、中央区荒戸の飲食店を、18日から3日間の営業停止処分とした。市によると、6月10日に同店で鶏肉の湯引きなどを食べた20~30代の男性8人のうち、6人が下痢や腹痛などを訴え、うち2人から食中毒菌カンピロバクターが検出された。同店は加熱不十分の鶏肉を提供していたという。

 

島根日日新聞 18/6/22

6月20日 島根県は出雲市大津町の飲食店で食中毒を発生したとして、同店を13日から3日間の営業停止処分とした。患者は、13日に会食した20代の男性3人。県薬事衛生課によれば、出雲保健所が同市内の医療機関から18日に連絡を受け、調査を開始。同店を原因とする食中毒と断定した。患者の便からはカンピロバクター属菌が検出された。同菌は、牛や鳥などの腸内に常在し、食中毒になるまでの潜伏期間が2日~7日と比較的長く、少量の菌でも発症するのが特徴。県は予防法として、肉やレバーなど内臓の調理は、他の食品と分けて保管、中心部まで十分に加熱、調理後に手・調理器具の洗浄を徹底するように呼び掛けている。

 

山陽新聞 18/6/23

6月23日 岡山県は、真庭市豊栄の旅館で食事をした宿泊客の男女30人が下痢や嘔吐などの食中毒症状訴え、うち18人からノロウイルスが検出されたと発表。同旅館では去年12月にも集団食中毒があり真庭保健所は通常(5日間)より長い10日間の営業停止処分とした。県によると30人は1歳~80代。16日の夕食と17日の朝食で、天ぷら、寿司、ステーキ、だし巻き卵などをバイキング形式で食べた。同保健所は他に共通の食事がないことなどから、旅館の料理が原因の食中毒と断定した。

 

産経新聞 18/7/5

7月5日 京都市保健所は、同市内の女性3人(46~71歳)がA型肝炎ウイルスによる食中毒を発症したと発表。料理を提供した同市伏見区のイタリアン飲食店を同日から3日間の営業停止処分にした。京都市でA型肝炎ウイルスによる食中毒が発覚したのは、記録が残る過去20年で初めてという。同保健所によると、女性3人は5月14、17、24日に別々に来店し、ピザやパスタを食べた。6月17~19日に体調不良を訴え受診したところ、A型肝炎ウイルスに感染したと診断。うち2人と調理人2人の計4人からA型肝炎ウイルスが検出された。A型肝炎は一過性の急性肝炎で1ヶ月ほどの潜伏機関を経て発症し、2~3ヶ月で回復するという。

 

西日本新聞 18/6/22

6月15日 筑紫野市立の3保育所で給食後計31人の園児に発疹の症状が出た。市は21日、化学物質「ヒスタミン」が原因の食中毒と発表した。福岡県筑紫保健福祉環境事務所の調査で、給食で出されたつみれ汁のイワシのすりみから高濃度のヒスタミンが検出された。ヒスタミンは、海中や陸上にある菌の働きで魚肉に含まれるアミノ酸から生成される。同事務所によると保育所や食材輸入業者などを調べたが、高濃度になった原因は確認できなかった。

 

紀伊民報新聞 18/6/15

6月13日 和歌山県は、田辺保健所管内で6月上旬、野生のシカを解体して刺し身で食べた男性3人(60代2人と70
代1人)が下痢や嘔吐を発症する食中毒があったと発表。寄生虫が原因とみられる。県によると、男性らは2日、猟師からシカを譲り受けて解体。その日に自宅で背身や肝臓を刺し身にして3人で食べた。田辺保健所は医師の判断から、シカを生食したことによる食中毒と断定。県によると原因物質はサルコシスティス属寄生虫と推定される。県食品・生活衛生課は、野生のシカやイノシシ肉を生食した場合、寄生虫による食中毒だけでなく、E型肝炎ウイルスや腸管出血性大腸菌に感染することもあるといい、十分に加熱処理をするよう呼び掛けている。

 

日本海新聞 18/6/19

6月18日 鳥取県米子市内の50代女性がエゾボラモドキ(通称・赤バイ)を食べて食中毒になったと発表。同保健所によると、女性は17日午後11ごろ、同市内のスーパーで購入した貝を煮付けにして食べた。めまいや気分不良などの症状を訴え、医療機関を受診。調査の結果、エゾボラモドキの唾液腺による食中毒と判明した。エゾボラモドキの唾液腺にはテトラミンという神経毒成分が含まれ、食べる際には取り除く必要がある。販売時に注意を促す表示が義務付けされており、今回は表示していた。

 

山陽新聞 18/6/25

6月25日 岡山県は有毒のチョウセンアサガオを誤って食べた総社市の70代夫婦が食中毒を訴えた。県生活衛生課によると、夫婦は19日、自宅近くの畑に生えていたチョウセンアサガオを空心菜と誤り、炒めて食べた。ふらつきや口の渇き、意識混濁などの症状が出たため、医療機関に受診。チョウセンアサガオには有毒成分アトロピンなどが含まれる。

 

産経新聞 18/7/4

7月4日 京都市山科区の京都刑務所で、調理された給食を食べた受刑者と職員計1132人のうち、受刑者621人が下痢や腹痛の症状を訴えたと、京都市が発表した。市は給食が原因と判断の食中毒と判断し、6日まで給食施設の使用停止を命じた。給食は受刑者24人が調理にあたったが、調理従事者は発症しなかった。市は原因の特定を急いでいる。