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食中毒情報

食中毒(西日本)

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日本経済新聞 22/4/12

京都市保健所は4月12日までに、市内の施設が提供した「ニラのしょうゆ漬け」を7日に食べた園児
と職員の計77人のうち4~6歳の園児12人が、嘔吐や発熱などの食中毒の症状を訴えたと発表。
実際はニラではなく、有毒成分を含むスイセンだったのが原因だと判断した。市は施設に再発防止
の指導を実施する。ニラとスイセンは、葉の見た目がよく似ているため、ニラだと思ってスイセンを誤
食し、体調不良を訴える事例が後を絶たず、過去に死亡例もあり、厚生労働省が注意を呼びかけて
いる。京都市保健所によると、施設側は給食で提供した植物に関し「数年前に知人から株を譲り受け、
施設内で栽培していた。給食に出すのは初めて」と説明しているという。厚労省などは家庭菜園や畑
での栽培、山菜採りなどを念頭に①食用だと確実に判断できない植物は食べない②食べて異変を
感じたら速やかに医療機関を受診する-ことを求めている。


読売新聞 22/4/15

4月14日 宮崎県は、ユリ科の観賞用植物「グロリオサ」の球根を食べたとみられる延岡市の男性が
死亡したと発表。球根は山芋に似た形状をしており、少量でも食べると臓器の機能不全に陥り、死
に至る恐れがあるという。県衛生管理課によると、男性の知人が8日、男性宅を訪ね、死亡している
のを見つけた。男性は亡くなる前、知人に嘔吐や下痢の症状があると訴えており、同課は男性が6日、
自宅の庭で採ったグロリオサの球根をすり下ろして食べたと推定している。男性の体内からは球根
に含まれる毒性の化学物質「コルヒチン」が検出された。同課は「食用と判断できない植物は採って
食べたり、人にあげたりしないでほしい」と注意を呼びかけている。


中国新聞 22/4/9

4月8日 広島市は、飲食店経営の男性がフグ毒による食中毒になったと発表。市食品保健課によると、
男性は6日夜、店でフグを調理し、ゆでた肝を1人で食べた。翌7日早朝に手足や口のしびれが出て歩行
困難となり、救急車で市内の医療機関に運ばれた。フグの調理師資格は持っていない。身と皮を客4人
に提供したが、客に症状は出ていないという。


沖縄タイムス 22/4/14

4月13日 那覇市保健所は、鮮魚を食べた男性客1人が食中毒になったとして、那覇市の飲食店を営業
停止にした。処分は同日の1日間。男性は3月29日に別の1人とサバの刺し身などを食べ、翌朝に腹痛を
起こした。医療機関を受診したところ、胃から寄生虫のアニサキスが見つかった。


西日本新聞 22/4/14

4月13日 佐賀県は、みやき町の飲食店で11日夜にアジ、サバ、イワシのにぎりずしを食べた30代女性が
激しい腹痛を訴え、寄生虫アニサキスが体内で見つかったと発表。県は13日、同店に1日間の営業停止
命令を出した。


大阪日日新聞 22/4/24

4月22日夜 大阪府枚方市の研修所で集団食中毒が疑われる腹痛や嘔吐の症状を研修生らが訴えた。
大阪国税局は23日、研修所の寮内にある食堂で22日午後に18~21歳の研修生の男女約150人が夕食
を取り、うち40人以上が病院に搬送されたと明らかにした。22日は研修を終えた後、午後5~7時に食事
をした。メニューは、みそ野菜炒めやチキンの赤ワイン煮など。外部の委託業者が食堂の厨房で調理した。