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食中毒情報

食中毒(西日本)

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沖縄タイムス新聞 17/12/9

12月8日 沖縄市保健所は、同区西のレストランで11月に食事をした三重県四日市市の修学旅行中の高校生166人が下痢や腹痛などの食中毒症状を発症したと発表。保健所の調査によると生徒ら12人からノロウイルスを検出し、うち同店の調理従業員を含む10人のウイルスのDNA一致。同店を原因施設と断定し5日間の営業停止処分とした。11月6~9日に修学旅行で訪れていた高校生や教師、添乗員らのうち270人が9日に同店で昼食を食べた。ウイルスが検出された同店の調理従業員は体調不良の症状が出ない「不顕性」のノロウイルスだったため、覚知できなかったとみられる。不顕性感染とは細菌やウイルスなどの病原体に感染したにもかかわらず、感染症状を発症しない状態。感染に無自覚のまま細菌・ウイルスのキャリア(保菌者)となり、病原体を排出して感染源となる場合がある。

 

産経新聞 17/12/31

12月30日 京都府は京丹後市久美浜町平田の温泉施設で20~23日に食事をした滋賀、兵庫両県の日帰りツアー客計70人が嘔吐や下痢の症状を訴え、8人からノロウイルスが検出されたと発表。調理を担当した従業員からも検出され、府生活衛生課は従業員のウイルスが食事を介して客に感染したとみている。同府は30日から3日間の営業停止処分とした。

 

大分合同新聞 17/12/24

12月18日 大分県は宇佐市四日市の居酒屋で食事をした36~50歳の男性3人がカンピロバクターによる食中毒になったと発表。同日から2日間の営業停止処分にした。県食品・生活衛生課によると、3人は9日夜に店で食事をし、11日午後2時以降、いずれも下痢や腹痛などの症状が出た。家族が県北部保健所に届け出たため調べたところ、1人の便からカンピロバクターが検出された。同店は「加熱用」の鶏肉を未加熱または加熱が不十分な状態で提供していたという。県内では10月以降、生や半生の鶏肉を提供した店で食中毒が続いており、4件目。同課は18日付で保健所や県食品衛生協会、県内26ヵ所の食肉処理施設に衛生管理の徹底を文書で要請した。

 

中国新聞 17/12/21

12月20日 広島市保健所は、南区比治山町の飲食店で集団食中毒が発生したと発表。ヒラメなどへの寄生虫クドア・セプテンプンクタータが原因としている。同保健所によると15、16日夜にヒラメの刺し身を食べた計3グループの男女64人のうち35~75歳の19人が、15日よるから17日朝にかけ、下痢や発熱を訴えた。患者2人の便から寄生虫を発見。共通の感染源となりうるのが同店の食事だけだったため、原因と判断した。同店は16日にヒラメを廃棄し、食中毒の拡大防止策が講じられているとして、営業禁止処分は見送られた。

 

山陽新聞 17/12/12

12月10日 岡山市は、北区田町の飲食店で食事をした同市内の30代女性が腹痛や嘔吐などの訴えたと発表。市によると、女性は4日夜に知人男性と同店で、刺し身や寿司、生ガキなどを食べた後に発症して同市内の医療機関を受診。胃から魚介類の寄生虫アニサキスが見つかった。市は原因となる食事が他にないことや女性の症状などから、同店の料理による食中毒と断定。5日間の営業停止を命じた。

 

日本海新聞 17/12/15

12月14日 米子保健所は市内の50代女性が寄生虫アニサキスによる食中毒を発症したと発表。同保健所によると、女性は10日に知り合いの漁師からサワラ1匹をもらい、夕食で刺し身やたたきにして家族3人で食べた。同日午後10時ころから吐き気や腹痛があり、11日に医療機関を受診。胃カメラでアニサキスを確認し、摘出した。

 

四国新聞 17/12/16

12月15日 高松市保健所は、市内の小学生2人が11月末に学校の校庭に植えられていた有毒植物「キョウチクトウ」の葉を食べ、頭痛などの食中毒症状を発症したと発表。キョウチクトウは校庭や公園によく植えられており、県教育委員会は各市町教委を通じて注意喚起をする方針。市保健所によると、11月29日の始業時間前に2年生の男児2人がキョウチクトウの葉を3~5枚食べた。直後に吐き気や頭痛の症状を訴え、医療機関を受診。市保健所はキョウチクトウの食中毒と断定した。キョウチクトウは校庭や街路樹として広く植えられている。葉や茎、花などに嘔吐や下痢、心臓麻痺を起こすオレアンドリンを含み、食べたり樹液に触れたりすると中毒症状を起こす危険がある。